アメリカでのティーンの反抗期

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なんか日本のティーンみたいに、親にぶち当たる子があんまりいないなーと思って。親にあたるよりも、さっさと家を出て自立する方が多いように思う。うちの末っ子は17歳で家を出た。父親にぶちきれていたので、「まぁ、そのうちにここから自立するんだから、今は我慢でも仕方がないないよ。」と言ったら、その二日後ぐらいに家を出ると言い出した。でも、実際は18歳未満で自立するには、それなりの手続きをしないとならないのでその時は諦めたが、結局18歳になる3ヶ月ぐらい前に引っ越した。ルームメートがみんな大人だったことと(21歳以上だった)、もう18歳まで数ヶ月だったこともあって、アパートのオーナーも OK したようだった。

 

私は「この子は早く自立した方が大人になるかな」、と思ったので別に反対はしなかった。ルームメートの一人は長男の友達で、私も知っている子だったから安心できたこともある。余談だが、彼らが猫を飼い始めた時、男の子3人に育てられた猫なんてどんなもんかと興味がわいたが、とっても優しい猫に育っていた。きっとルームメート同士、仲良くやっていたのだろう。そして優しく猫に接していたのだろう。

 


さて。ネットでさーっとアメリカのティーンの反抗期について、日本人がどう感じているのかを検索してみた。発言小町や個人のブログなどにちょっと書かれていたことを書くと。。。


・アメリカは幼少時に厳しく躾られるので、親に反抗しない

まぁ、そうかもな。親の言うことは絶対みたいなかんじ。言うことを聞きたくないなら家を出ろ、と。


・車社会だから、親と仲が悪くなるとどこにも連れていってもらえなくなるので、親とは平穏でいられるようにする

事実。私は子供たちの学校、習い事、友達の家、モールなどどこにでも連れて行かないとならなかったが、おかげで学校や友達の様子を知ることができた。面倒といえば面倒だが、近くに頼れる家族もいないので仕方がない。

私が住むところは16歳で車の免許がとれるのだが、21歳未満だと身内が運転を教えないとならない。これもまた、親と仲良くせざるを得ない理由の一つ。日本だとセンスのいい人は数ヶ月の教習所での練習で免許が取れるみたいだが、ここではみっちり最低でも半年は練習して、ほぼ完璧に運転できないと免許は取れない。練習は大変で、初めて子供を3人も作ったことに後悔してしまった。でもそういば、高校で運転の授業も取ってもらった。プロに少しでも教えてもらうのは大切。


・アメリカは子供も一人の人間として扱うから、反抗もしない。親と違った意見を持っても親は受け入れる

私はこの方法で育てた。9~10歳ぐらいまでは躾をきちんとするが、そのあとは子供たちの考えを尊重した。いや、厳密に言うと、尊重しつつ、自分の意見も言う感じ。自分が親の言いなりに育てられて、個性も感情も無くしてしまったから、自然と子供の個性を尊重できた。


あと、アメリカの家庭って問題がありすぎ。離婚率が高い。親が再婚して、血の繋がらない兄弟が10人以上になったり。ひどいと両親とも子供の親権を無くし、おじいさん、おばあさん、またはフォスター・ファミリーに育てられたり。高校生は当たり前のようにバイトもするし、アメリカのティーンは自分の生活だけでいっぱい、いっぱいで、家族に反抗する気もないのでは?

 


うちの子供たちもティーンの頃はいろいろあった。長男は目立った問題はなかったが、あんまり勉強をしない。娘は鬱になって入退院の繰り返し。末っ子(息子)は先生に反発して授業中の態度が悪く、何度も学校に行って先生と面談した。

 

今は息子たちは真面目に働いているし、娘は大学生。取り敢えず今は自立してくれたらいいわ。上の二人は一度は自立したけど、戻ってきたのでね。

 


読んでくれてありがとう。