子供たちの宿題

8月の後半あたりは、夏休みの宿題の話をよく読む。アメリカは8月半ばから新学年になるので、夏休みは宿題もなにもなくめちゃくちゃ自由だ。でも、13歳までは子供だけで家にはいてはいけない、という法律があるため、5月から8月までの長い夏休みの間、働いている親は子供の預け先を探さないとならない。うちの市では、ここ数年はサマースクールを充実させていて、いろいろ子供たちが楽しめそうな授業を作ったり、スクールバスを使えるようにしたり、子供たちが夏休みでも簡単に何か学べるように工夫されている。共働きの親たちにもかなり助かるだろうと思う。私も子供たちが小さかった頃はサマースクールを利用した。新しい友達ができるし、チェスだとか花壇作成の授業などなかなか子供たちも楽しんでくれたので良かった。私は子供たちがサマースクールに行っている間に、買い物だとかの自分の用事を片付けていた。子供3人も連れて買い物なんてしたくないからね。

 

ところで、私は子供たちに宿題をちゃんとやりなさい、などど言ったことはない。低学年の頃は言っていたと思うが、10歳ぐらいからは、「宿題や勉強をしなくて後悔するのはあなたたち本人。私には痛くも痒くもない。中学まではテストの点が悪くても、その後で復習すれば大丈夫。ただ、高校はテストでの点が大きく影響するから、ちゃんとテスト前に勉強しないとダメだよ。」とだけ言っていた。だから、あまり成績が良くても悪くても気にしなかった。

 

だが、子供たちはあまりにも家では勉強をしていない。成績はよかったり悪かったりで、まぁ、普通のかんじだったのだが、さすがに心配になって宿題とかないのか聞いてみた。宿題はホームルームの時間に学校でやっている、ということだった。だいたいその時間で終わってしまうと。まぁそれなら良かったと安心したが、うちのあたりは全米でも真ん中ぐらいのレベルだから、あんまり熱心に勉強をする子はいないのかな。都市部だと大学に進学する子も多いが、田舎だと誰も進学しなかったりする。というか、学校自体が進学できるほどの学力がつくぐらいのレベルではないのだろう。田舎の事情はよく分からないが、それでも一生困らないくらいの収入を得られるのかな。

 

でも、大学生はかなり一所懸命に勉強をしていたけどね。

 

読んでくれてありがとう。