低身長は恥ではない 2
私の母もやぐっちゃんサイズだ。
もう70歳の半ばで半分ボケているのだが、未だに背のことがコンプレックスらしい。
70年以上も自分のことを受け入れられていないなんて、とても残念だと思う。「背が低くて嫌なこと言われたことあるの?」とかなり前に聞いたことがあるが、「ない」と言っていた。
では何故にコンプレックス?
だいたいコンプレックスなんて自分で勝手に作りにあげているもので、他人は自分が思っているほどそのコンプレックスなんか気にしちゃいないもんだ。
また、母は学校の先生になろうかと思ったが、背が低くて生徒にバカにされるのが嫌でやめたらしい。なんと馬鹿げた理由だろう。ほとんどの生徒は先生を敬っている。バカにされる先生は身長などの見かけではなく、先生の性格や態度、授業の方法に問題があってバカにされるのがほとんどだ。
母は小学校から短大まで私立に通っていたので、かなりの世間知らず。低身長の先生に知り合う機会がなかったのだろうか。
また、母は私が学校にあがるとき、背が低くて苛められるのではないかと思ったらしい。メガネをかけ始めた時も、同じように心配したらしい。
何故に心配?私はあなたみたいに弱い人間ではないですけど?分からないかな?
私の子供達も皆背が低い。
(義理の家族は背が高いが、誰も似なかった。。。)背が低くて不利なこともあるだろうが、そんなことは気にせずに育つように努力したつもり。でも、「背が高い人ってかっこいいよね。テイラー・スイフトなんか、実際に見たらかっこいいんだろうなー」なんてことも言う。
前回に書いたA君のママは、実はいつも明るく、自信にあふれた人。
助けが必要な人には率先して手を差しのべる人。だからこそ、ついつい余計なことを言ってしまった。
A君一家は引っ越してしまったので、その後のことはよくは知らない。A君のママとはたまに連絡しあうので、お互いの家族の様子などを話すが、詳しいことまでは話さない。あんなに明るいママに育ったのだから、チビなことなんて気にしない子になっているといいけど。。。