中学校の桜が好きだったな

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うちの pear tree


今週のお題「桜」

 

大した話しではないが。


私が通っていた中学は市内で最も古い中学だった。ガラの悪い生徒ばかりで、不良ではなくても男子は中ラン、タック入りパンツ、女子はスカート長め、男女ともパーマなんて当たり前だった。昭和60年頃かな?でも、いま思えば一所懸命な先生が多かったし、また、個性的な先生が多かった。ガラが悪すぎて、真面目な人は逆にその学校では、いい先生になり得なかったのかもしれない。

 


古い学校だったため、校庭には立派な桜の木が何本もあった。私がなぜこの桜が好きだったのか。この桜は柳の木と一本ずつ交互に植えられていた。春に咲く薄いピンクの桜と、やわらかな新緑できみどりいろの柳の葉とのコントラストがとても綺麗で、私は教室からこの桜と柳をながめるのが大好きだった。ゆらゆら揺れる柳がとても優しく見えることにも気がついた。藤のつく土地だったので、藤の木もあった。藤はなかなか面白い木だね。


でも、桜は面倒でもあるよね。毛虫がいることもあるし、秋の落ち葉かきだって大変。だけど、毎年綺麗な花を咲かせて、私たちを楽しませてくれる。

 


うちの庭には pear tree なるものがある。春一番に白い花を咲かすので(3月の中旬ぐらい)、ここアメリカ中西部ではかなりポピュラーな木。ここに住んでもう20年だが、今年は初めてこの木に花が咲かなかった。たぶん、つぼみが出てきた頃に低温(氷点下)になって、花がダメになってしまったのだろう。ちょっと残念だったが、葉は元気に伸びてきているので、木そのものは大丈夫みたいだ。自然の強さには本当に関心させられる。

 

読んでくれてありがとう