外では静かにする日本の幼稚園生

日本の幼稚園では、外で遊ぶ時は静かにしないとならないそうで。近所迷惑になるから。私が子供の頃は幼稚園も大きかったが、今は子供の数が減っていて幼稚園は小さいね。私が通っていた幼稚園は庭が半分になっていた。その昔幼稚園の一部だったところには今は家が建っている。幼稚園のま隣にある家。園長さんが住んだらちょうどいいね、なんて。

アメリカでは、というか、少なくとも私が住んでいる所では、逆に外ではいくら騒いでもいいが、室内では "indoor voice" を使うように躾られる。つまりは室内では小さな声で会話しようということだ。外遊びでは子供たちのストレス発散のために、わざと大きな声を出させる時もあるぐらいだ。だから、外遊びを静かにするなんて考えられなかった。

私が実家を訪ねたとき、隣は小さな子供がふたりいる家族だった。まだ若いのになかなか良さそうな夫婦で、隣が母みたいな人でなんだか申し訳ない。夏だったのでちびちゃんたちはタライほどの小さなプールで遊んでいたのだが、近所に迷惑をかけないように「それはダメ、あれもやっちゃダメ」というかんじでダメの連続。母がけっこう何度もそこのちびちゃんのイタズラを注意したことも知っているので、余計に神経質になっているのかなぁとちょっと心配だった。確かにここの子はちょっとヤンチャだけど、もう少しのびのびと遊ばせてあげたいなぁとは思った。

あと、うるさくなるから近所に幼稚園は作って欲しくないということもよく聞く。そんなにうるさいか？日本の将来を担っている子供たちにもっと寛大になれないのだろうか？毎日運動会やっていたらうるさいだろうが、そんな幼稚園はないし。確かに日本の家は小さくて庭もほとんどないから、ちょっとしたことでも大きな近所迷惑にはなる。私の友達の実家はガソリンスタンドのそばで、元気に接客するお兄さんたちの声がうるさいと言う。何が騒音で何が騒音ではないのだろう。

日本にいた時に一番うるさかったのは、たぶん、渋谷のファッションビルでの客引き。若くてかわいい女の子たちが紙製のメガホン片手に叫びまくっていた。うるさすぎて買い物する気が失せた。おばはんだからうるさく感じるのか。彼女たちは至って一所懸命だったので、うるさいと思ってごめん。まぁ、あなたたちにはいいストレスの発散にはなるね。

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