動物って強いね

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(チビ猫)

ちょっと前に1匹の猫が体調を壊した。2日ぐらいで治ったから良かったけどね。でもずっと箱の中に座っていて、餌も食べなかったので心配した。猫が好きな缶の餌も食べない。猫のスープをあげたらスープは飲んだが、具のチキンだとかは食べなかった。この子は小さい猫で、体重は3キロぐらいしかないので、この2日で痩せ細ってしまった。去年の秋に、一番の古株の猫を看取ったので、その時のことを思い出して心配だった。この子もガリガリになっていたから。

 

このチビ猫は、いつもは元気すぎるぐらいな子なのだ。小さい頃からハイパーな猫。気が強く、餌をもらう時は自分が一番にもらうべく、他の猫を叩いたりする。その昔、けっこう大きな猫もいたのだが、この子の3倍ぐらい大きい猫だったのに、その子から段ボールの箱を奪い取ったりする様な子だった。ちなみに、箱を開ける音が聞こえると真っ先にやって来て、新しい箱のチェックを最初にするのもこの子だ。

 

はい、元気がない猫はさっさと医者に連れて行けってのも分かるが、大抵の場合、3日位で良くなるので、この時も様子を見ていた。死んでしまった猫(クッキー)は、こちらが無理やり食べさせないとならなかったが、このチビ猫はとりあえず餌を食べようとしていた。だからこの子なりに生きようとしていることは良く分かっていた。

 

 

クッキーの話を少しする。クッキーはなぜか長男にものすごくなついていた。夏休みに日本に行って帰って来たきは、よっぽど寂しかったのだろう、しばらくは長男の後をずっとついて回っていた。後追いってやつか。

 

クッキーは最後は長男の部屋で息を引き取った。ガリガリになってはいたが、最後まで自分の足で歩いてトイレに行ったりしていた。本当に強かった。ずっとベッドの上で横になっていたのだが、いよいよ無理だと思ったのだろう、ベッドの下へ移動した。それでも、奥の方ではなく、誰もがさわれるぐらいのところで。夕食の支度をする前に様子をみると、そこでゆっくりしていたが、夕食の後に見にいったらすでに亡くなっていた。実は私はクッキーに嫌われていたので、たぶん、「あのうるさいおばはんがいなくなったら、楽になろう」と思って、私が部屋から出た後に息を引き取ったのではないかと思う。

 


動物によっては体調が悪いことを隠すものもいる。前に飼っていたウサギは、何の兆候も何もなく、急に、本当に一日で死んでしまった。年齢的には初老といったところだったが、まるまると太ったまま死んでしまって、なんかびっくりだった。ウサギは大抵そんな感じで、病気であることが見つけにくいそうだ。体調が悪いのに平然とするなんて、人間には難しいことだ。

 

手術を受けた猫もいるが、痛みがあるのかないのか、なんかけっこう術後も元気なんだよね。痛み止めはあげてはいたが、それにしても普通だった。人間が痛みに弱すぎるのか、動物が強すぎるのか?

 

 

読んでくれてありがとう。