梅干しを買った

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正確に言うと梅干しのペーストだが。自然食品店でセールで半額だったので、買ってみた。私は梅干しにはうるさい。なぜかと言うと、いつも叔母の手作りの梅干しを食べていたからだ。紫蘇がたっぷり入った、しょっぱい梅干し。添加物なんてものはもちろん入っていない。今時の日本の梅干し事情は分からないが、減塩の梅干しは塩を少くした代わりに、よく分からない添加物で味を整えていて、不味くて仕方がなかった。ちょうどその頃は妊娠していて、化学調味料になぜか敏感になっていて、市販の梅干しはもちろんだがカレーだとか炊き込みご飯のもとだとか、いろいろなものが不味く感じられた。

 

その影響か、今も梅干しは余計なものが入っていない物を好む。自然食品店のものだったら大丈夫だろうと思ったが、はい、美味しかった。添加物は入っていないよう。アメリカの自然食品店もバカにできないね。

 

 

ところでこの叔母は、とても料理が上手だった。大きめに切った野菜をじっくりと煮た、伯母さんの煮物は本当に美味しかった。自ら集めた虫で作った佃煮も美味しかった。手間をかけすぎだとは思うが、私たちを喜ばせたかったのだろう。私の父のお葬式の時、この伯母さんは得意の煮物をたくさん作って持ってきてくれた、と母から聞いた。本当に感謝。子供の頃、夏休みに尋ねたときは、私と弟のためにいろいろと尽くしてくれた。商売の合間で大変だっただろう。今になると本当に感謝、感謝だ。今でも元気にしていてくれるといいけど。

 

そういえば、私は出汁も鰹節だとか昆布を使ったものがいい。だしの素は便利だけど、やっぱり自然のものが良くて。子供の頃は、母が鰹節を削る音で目覚めたものだ。朝食の味噌汁のための出汁用の鰹節ね。(外で大工さんが使っていたカンナが、鰹節を削るものにそっくりでびっくりしたことを思い出した。)今は鰹節用に削るための鰹も見ないね。パック詰めだね。安くて軽いから、よく母に送ってもらった。めんつゆの素もあまり好きではない。軽く20年は使っていない。今のは昔のものと味が違うのかな。買ってみようかな。

 

 

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