"The Dirt" みたよ
なかなか思っていたよりは良かった!! もちろん、かなりはしょっている部分もあるが、だからこそ、この映画が好きだったら原作の本も読んで欲しいな。映画はバンド(Motley Crue)そのものと、メジャーだった事件(ラズルの死など)を描いていたが、実際の本にはもっともっといろいろな私生活での問題が書かれている。
でも、うまくあの頃の様子を再現していたと思う。モトリーはアルバムごとにロゴとかステージ衣装を変えるのだけど、それも忠実にやっていたし。映画でメンバーの髪型が変わるのがなんかかわいい。
それにしても、何でまたミックはあんな若い連中とバンドを組んだのだろうか。彼にはワイルドな面もあるけど、本では基本、「俺の歳になれば分かるさ」って感じで残りのメンバーとは悪ふざけとかはせず、大人ぶってた。って、すでにいい大人だったのだけど。ミックと言えば、つい最近にインスタを始めて彼の様子を見られるようになってとても嬉しい。彼は持病があるから、「山の上で暮らすから。そうすれば誰も訪ねて来ないし。」と寂しいことを前に言っていて、実際モトリーのツアーの後はどうしているのか分からなかったけど、この映画の試写会には参加していて彼の写真を見て、とても嬉しかった。ずっとどうしているのか気になっていたので。
映画を観ていた間はいろいろなことを考えていた。ニッキーがドラッグで死にかけた時、私はまだ青い高校生でLAのストリートシーンのことなんて何も知らず、ただひたすら彼が健康になるようにかなり心配したのを覚えている。
今はアメリカが好きだが、当時はアメリカに引っ越すことには消極的だった。それで「モトリーと近くになれる、英語も分かるようになるじゃん!」 と考えながら渡米した。そうでもしなきゃ来れなかったよ。友達とか好きだったバンド(日本の)に会えなくなってしまうなんて嫌だったし、もうサザエさんが見られなくなるなんて信じられなかった。
あんなにヤンチャだったニッキーも、数年前まではラジオ番組を毎日やっていて、私たちにいろいろなメッセージを送ってくれた。立派になったじゃん、と思うが、ドラッグを絶ちきり、家族(両親)とのわだかまりを認めた上で家族を愛し、数回の結婚、離婚の間に4人の子供たちの父親になり。。。(５人めが今年は生まれるが) 苦労した分人間的に成長し、自信を取り戻したので、今は彼自身が私たちに色々教えてくれる立場になった。
私はぜんぜん立派ではないけどね。読んでくれてありがとう。
