弟から連絡がきた

私には弟がいるのだが、年に2度ぐらいしか連絡はしない。年始だとか、お互いの誕生日にLineで挨拶をする程度だ。そんな弟から、昨日連絡がきた。

 

なんでも、母がボケ過ぎているので医者に予約をとったのだが、母は医者に行かなかったそうで、医者にも迷惑になるし本当にいやになる、ということだった。母の家のカレンダーにも大きく書いておいて、前日には電話もしたのに、忘れたのだかなんだか分からないが、医者に行かなかったそうだ。電話でも母のボケ具合がひどいことは分かっていたので、私はもう何年も前から医者に行くように母に言っていたが、自分のボケは年相応、みんなこんなもんだ、と言って全く聞く耳をもたない。ボケていて財布をしょっちゅう失くすし、そうやって日常生活に支障がでているのだから医者に行くべきなのに、行きたくないのだろうか。

 

年金をもらうための通帳も失くしたので、弟が生活費を渡していると言っていた。家の中はぐちゃぐちゃで、あれでは物を失くしても当たり前だ、とも言っていた。「危機感がなさすぎ」と書いたら、もともと夫の年収や貯金額も知らずに生活していた母だから、危機感なんてないのだろう、と弟。

 

夫婦としてなりたっていないだろう、夫の収入も何も知らないなんて。父のほうが母よりも8歳年上だったので、母は父に頼りっぱなしだった。自分で産む子供の名前も自分は全く考えずに、父にまかせっきりだった。その前に、母は特に子供を欲しいとは思ってはいなかったが、父が欲しいというから作ったそうだ。だから、子供に自分のエゴばかり押し付けた毒親だったのか?それにしても、結婚する前に子供のことなども話し合わなかったのだろうね。父に頼るためだけに結婚したのだろうかね。

 

母の世話をするのが弟ひとりだけなので、私は本当に悪いと思う。弟だって仕事など忙しいし、そうそう母の手伝いはできないだろう。個人のブログなどでも、年老いた親の苦労話をたまに読むのだが、保険などにもよるだろうが、今は昔とちがってお年寄りのための施設がいろいろあるようなので、私はそういったものやサービスをネットで探したりしようかと思う。本当にその程度しか手伝えなくて、弟には申し訳ない。ただ、弟も母にはいろいろなマイナスな感情はあるが、介護などで後悔はしたくはないし、自分もいろいろ昔は親に迷惑をかけたから、できるだけのことはしたいと言っていた。そこまで言える弟は立派だよな。私なんか、あれだけ勧めた医者にも行かなかったのだから、どうなろうが放っておくだろうな、と思っていたから。もちろん、いつまでも放っておくわけにもいかないだろうが、たぶん、施設などに入ることになっても、母を訪ねたりしないだろうと思う。まぁ、自分はアメリカにいるので、母に会いに行くこともないのだがね。

 

弟も愚痴ってごめんね、とは言ってはいたが、まぁ、そう急にボケがひどくなるこもないだろうから、その時、その時の状況で対処していくしかないね、ということで落ち着いた。弟は近所の方々にも迷惑をかけていないかなども心配らしい。まだ、一人で買い物などもできるようだし、習い事も通っているようなので、そんなに大変な状態ではないが、早いうちに何かしらの治療ができるのなら、医者に診てもらって欲しいのだが。

 

弟は再婚も考えているようで、婚活もしたいとは言ってはいるが、あんなボケたばあさんがもれなくついてくるようじゃ、再婚も無理だよな。本当、弟、かわいそう。。。無駄に長生きはしたくはないね。

 

読んでくれてありがとう。