アメリカ人も一所懸命

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アメリカ人は接客が雑だと日本人は言うが、私からすれば、日本人の接客が過剰なだけだと思う。実家のそばのスーパーでレジをやっていたお姉さんは、一人ひとりのお客さんに手を揃えてきっちりと会釈の上で「ありがとうございました」と言っていた。そこまできっちりとするひとはそんなにいないだろうが、なんせ家の近くで一番よく行くスーパーだったため、このお姉さんをしょっちゅう見たからすごく印象に残った。

 

アメリカだったら "Thank you, have a nice day! " "You, too!" だけだよな、たいていは。アメリカのレジ係の人は最初に "How are you doing today?" など と聞く。だいたいの人は "I'm good" だとかまあ、「元気だよ」ってなことを返事するのだが、中には真にとってだらだらと自分の悪い健康状態などを話している人がいる。これに上手く付き合うのもレジ係の仕事の一つなのだろうね。

 


なんていうか、アメリカ人は丁寧ではないだろうけど、言われたことはきちんとやっていると私は思うけどね。夫の手術で病院に行ったとき受付に行ったのだが、手術の人は別の受付に行くように言われた。どこにあるのか説明はしてくれたのだが、大きな病院なのでわかりにくい。「別の人にもう一度聞いてみようかな」と思ったら、先程の受付にいた人がわざわざ歩いて来て「こっちですよー」と教えてくれた。アメリカ人はレイジーだとか言ってる人、そんなことないよ。レイジーだったら、わざわざもう一度教えてはくれないよね。

 

病院のスタッフはみんなフレンドリーでテキパキと働いていた。その病院がたまたまそのように教育しているだけかもしれないが、本当に皆、気持ちがいいぐらいにさっさと動いていたし、冗談を言ったりして患者をリラックスさせようとしたりも。

 


日本で学生だったとき、友達は某ファストフード店で働いていた。マニュアルだらけで、お客さんへのあいさつは「いらっしゃいませ、こんにちは。」から始まり、なんだか私は違和感を感じた。マニュアルがあると誰でも仕事がしやすくなるのはわかる。アメリカもマニュアルは同じようにあり、私が夫の職場に電話するといつも同じことを言われる。"Thank you for calling _ _ , my name is _ _ , how can I help you?" とね。これも、マネージャーなんかは抑揚をつけて元気に言うが、アスペルガー持ちの夫は棒読み。。。まぁ、そんなのはどうでもいいが、日本では明るく、元気に言うように教えられるのかな。

 


子供たちがバイトを始めた時に言ったこと。「絶対に遅刻はするな。こんなに簡単なことを続けるだけで、信用を得ることができる。だから遅刻はするなよ。」なんか必ず5分とか、半端な時間を遅刻する人がけっこういるらしいね。しかもほぼ毎日5分の遅刻。もう少し頑張ればいいのにね。

 

読んでくれてありがとう。