暑い。ま、夏だもんな

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前は同じアメリカ中西部でも北の方にいた。シカゴの近くだ。真夏でも半袖でちょうどいいぐらいだった。あまり暑くないので、プールに入りたいという気にもならなかったが、近所の子供たちは皆喜んで、バックヤードだとかで子供用プールで遊んでいた。プールなんてなくても暑くないのだから、私は子供たちを連れて、毎日のように公園に行っていた。公園にいれば、子供たちが遊べることはもちろんだが、私には誰かしら話し相手になる人がいるし(大人はもちろんのこと、子供だって話し相手にはなる)、いい気分転換になった。近所の子供と一緒に、ストローラーを押しながら散歩をしたことも何度もあった。

 

ひとつとても印象に残っていることがあるのだが、散歩をしていたときに、通りかかった子供たちに私の年齢を聞かれた。童顔で背が低い、でも子供を連れて歩いている、あの人はいったい大人なのか、子供なのか?と思ったのだろう。そのときの年齢はたぶん26歳ぐらいだったと思うので正直に答えたら、「じゃぁ、大人なんだね!」と返された。子供のこの素直さがかわいいと思う。そうか、自分は大人なんだ、と再自覚もした。

 

シカゴでの夏は良かったが、冬はとんでもなく寒かった。私たちが日本からシカゴに来たときは11月だったが、すでに空港には雪がかなり積もっていた。日本から革のコートを持ってきていたのだが、それだけでは寒くて仕方がないので、すぐにダウンの入ったコートを買いに行った。ストリップモールなんて、寒くて、寒くて、外を歩けないぐらいだった。なんで普通のモールにしなかったのか、と疑問。

 

今はアメリカでも一部の地域で以上に高温になっていて、外出などを控えるように言われているようだが、シカゴでは寒すぎて外出はするなということがたまにあった。マイナス20度とかだったのではないかな。雪はしょっちゅう降ったが、道はすぐにきれいにしてくれていたので、運転には全く問題はなかった。これは日本でも雪が多いところでは同じだろう。

 

シカゴの近くで3年ほど過ごした後、夫が仕事を変えざるをえなくなり、今いる南部に近い、アメリカ中西部に引っ越してきた。夫の家族が南部に住んでいたので、そこからあまり遠くはないところに来たのだ。真夏も真夏の8月だった。涼しくて過ごしやすいシカゴから10時間近くかけて来たのだが、あまりにも暑すぎてびっくりした。学生の頃、北海道出身の友達が、「関東の夏は暑くてつらい」と言っていたことがそのときに初めて理解できた。20年以上も日本で蒸し暑い夏を過ごしていたのに、そんなことは私の体は全く忘れていた。

 

引っ越してきた家は家賃は安かったが、最低な家だった。まず、エアコンの調子が悪く、ちっとも涼しくならない。せめて扇風機でも買おうかと思ったが、もう8月も終わりのころで、すでに夏のものはどこにも売っていなく、扇風機も見つけられなかった。今だったらネットでいくらでも買えただろうが、20年ぐらい前はそんなのはなかった。(たぶん。)

 

この家で壊れていたもの:オーブン、ウオーターヒーター、冷蔵庫、屋根。

 

屋根はね、雨漏りね。家の中でザーザーと雨が降るぐらいにひどかった。雨漏りというのは雨の降りかただとか、風向きで違うのかよくわからないが、毎回違うところで漏っていた。屋根は私たちがそこを出る数ヵ月前にやっと直してくれた。

 

あとはネズミがいたのが嫌だった。なぜか白いネズミだった。飼っていたのが逃げたとか?普通はグレーだよねぇ、ネズミって。

 

なんか、そんなこんなんでここに来たときは暑かったなー、と思い出したので書いたよ。それだけだよ。読んでくれてありがとう。