夫の体調

夫は来年に50歳になる。でも、見た目は60歳ぐらいだ。若い時から老けて見えた。若い時からシワが多く、肌は汚かった。その上に禿げ上がった頭にひどい歯並び。。。シワは今も多いが、肌の汚さは今は年相応かもな。ハゲはその頃から進行することはなかったようで、薄いけど一応ほぼまんべんに髪は生えているかんじ。私の父がアラフィフの頃はこんなにボロボロな見かけではなかった。背はもっとぴっと伸びていたし、体全体の筋肉も衰えてはいなかった。(彼はなぜか日本人にしては筋肉質だった。職場にジムでもあったのか?と思ってしまうぐらい。)髪だってフサフサでいつもオールバックにしていた。

 

夫がボロボロなのは、見かけだけではなく、体の内側もアラフィフとはほど遠くボロボロだと思う。ここ数年、冬の間は1ヶ月ぐらい咳き込んでいる。あまりにも咳がひどくて、毎日のように吐き戻しているぐらいだ。ちなみに、夏の間もよく咳をしていた。今年もすでに咳き込んで戻しているので、医者に診てもらったところ、痰が肺に入り込んでいるので、痰を切りやすくする市販の薬を飲み、部屋の乾燥を防ぐために加湿器を使うように言われたそうだ。すでに3週間ぐらいはたったが、全く良くはなってはいない。

 

私はアトピー以外は健康だけどな。更年期も後半戦になってきたようで、かなり調子が良くなってきたし。老けて見える人は、寿命が短いとは聞くし、夫は本当にあと10年ぐらいしか生きられないような気がするよ。まぁね、不健康な生活を送ってきたからね。食生活がひどいし、自分の部屋の掃除もぜんぜんしない。彼の部屋の隣にあるトイレなんかカビだらけ。掃除機なんて月に一度ぐらいしかかけていないのでは?

 

やっぱり、日々の積み重ねが将来の健康に大きく影響するのだろうね。私は長生きはしたくはないと思っていたが、ふと思ったら65歳ぐらいからかな?保険だとか援助がもらえるので、それまでがんばって生きたら援助を使いながら細々だろうけど生きていけるのかな、とは考え出した。まぁ、今から15年後にはどんな状況になっているかは分からないが。車がない生活はここでは無理だと思ったが、買い物はデリバリーが頼める。ウォルマートは年間100ドルでフリーのデリバリーができるのだが、毎回タクシーを使うよりも断然安いし、車の維持費を考えると婆さんになったときはデリバリーを活用した方が得かもしれないね。通院なんかも病院で送り迎えしてくれる。もちろんお金はかかるが、タクシーよりは安い。その他、昔だったら銀行だとか出掛けないと行けないところがけっこうあったが、今はネットでいろいろできるし。幸い、私の住んでいるところはアメリカでも町の中なので、健康だったら徒歩でいろいろな所に行ける。婆さんになったら時間なんていくらでもあるだろうから、気候がいいときは歩いて出かけるのもいいだろうな。

 

そんなかんじで、老後のことについて、ちょっとポジティブに考えてみた。日本はお年寄りの交通事故が多いが、私の父は当時、すでに車の運転は70歳までと決めていた。残念ながら、70歳になる前に亡くなってはしまったが、アメリカもそうだが田舎はどうしても車がないと生活できないよねぇ。運転と言えば、最後に家族旅行をしたときは、私の弟が運転をした。半分不良みたいだった弟の車は真っ黒な日産の車で、ヤクザみたいな車、と呼ばれていた。でもね、父は自分で運転しないでいいのは本当に楽だ、と言っていた。母は運転はしないので、旅行などで知らない道を運転することがどんなに大変なことなのか分からない。よっていつも助手席に座っているクセに、いつも居眠りしていた。父は冗談っぽく「ぜんぜん助手の役目をはたしていない」と言っていたな。なんか、父のことをいろいろ思いだしたよ。

 

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