外出禁止中

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ここ、アメリカ中西部のある小都市でも、木曜日(26日)の午前0時から外出禁止になった。今現在に不必要なビジネスも休業に。夫の仕事は車のメンテで、「不必要なビジネス」ではないので営業はしているのだが、お客さんが一日に10人来るか、来ないか、という程度になってしまったので、マネージャーのみで営業、私の夫のように大した肩書がない人たちは、ほぼ永遠、シフトゼロになってしまった。


彼の仕事以外にも毎月の収入はあるのだが、家のローンや光熱費が払える程度なので、失業手当の申請をしたそうだ。夫の月収よりはかなり低くはなるが、今の私たちにはかなりの助けになる。また、国から補助金が支給されるようなので、まぁまぁ、生活はしていけるだろう。


うちのご近所さんも、仕事が休みになってしまったか、レイオフになってしまった人たちが多いようで、天気の良い日は庭仕事をしているおっちゃんたちをよく見かける。平日の昼間に庭仕事なんてちょっと違和感があったが、皆、家にこもっているよりは、外にいた方がいいのだろうな。ちょうど温かくなってくると、木を切ったり、芝を刈ったりといった庭の整備が必要になってくるし。


外出禁止ではあるが、通勤、通院、必要な買い物、散歩やランニングなどの運動はOK。でも、不必要な外出をすると、最高1000ドルの罰金や、180日以下の禁固令が出される。


今日はどうしても必要な買い物があったので出かけたが、クリスマスの時よりも道は空いていた。店も土曜日の午後にしては空いていた。必要なものだけさっさと買って帰宅。夫もずっと家にいて退屈なので、一緒に行く、と言うので一緒に行った。


ちなみに、私の息子たちはレストランで働いている。レストランは「必要なビジネス」ということで営業しているが、ドライブスルーとデリバリーのみで対応しており、ホールでの食事や受け渡しは不可。というわけで、サーバー達は一気に職を失ってしまった。息子たちは調理をしているので、多少シフトが減ったが、それなりに収入はある。


また、娘はリタイアメント・ホーム(わりと健康なお年寄りが集まる、老人ホームみたいなところ)で、昼食や夕食のサーバーをしている。こういった高齢者のための施設は今、すべてロックダウンしていて、家族でも会いに行くことはできない。電話やTV電話の類で連絡をとるようにしてもらっている。また、11人以上が同じ部屋に集まることが禁止されているので、ホームのお年寄りたちは今までのようにカフェテリアに集まって食事をすることができない。よって、娘たちサーバーが、各部屋に食事を届けているそうだ。


今はこの状況を受け止め、見守っていくしかないね。


読んでくれてありがとう。