私が嫌いな質問

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 今週のお題「わたしの好きな色」

学生の頃から今まで、本当にたくさんの人たちと知り合った。大学の頃は学校ではもちろんだが、バイト先でもいろいろな人と知り合うことができ、とても楽しかった。同年代のバイト仲間はもちろんのこと、中年のマスターだとか初老の社長など、さまざまな年齢の人と接し、いろいろな会話ができたことはとてもいい経験だった。

 

でも、その時に思ったことがあった。初めて知り合った人との会話ではだいたい聞かれることは一緒だ、ということだ。年齢、住んでいる場所、きょうだいの有無、大学での専攻などなど。はっきりいって、それらの質問にはうんざりした。それらのことを知ってなにが得なのか?まぁ、初めてで何も知らないから聞くのだろうが、わざわざ聞かなくても、そのうち会話を通して知ることができるような内容ばかりだと思う。

 

そういったうんざりした質問のなかに、「好きな色はなにか」、というものもあった。あまりにも意味がない質問だと思う。なぜその色が好きなのか、その理由が、自分がどのように見られたいのかを表している、ということをかなり昔に聞いたことがある。たとえば、「自分はピンクが好き、理由はかわいいから。」という場合は、自分はかわいらしく見られたい、ということになるらしい。皆もその話を知っているから聞いてくるのだろうか?

 

うんざりした質問はまだある。私はアメリカ人夫とアメリカに住んでいるのだが、知り合った日本人女性からされる質問もいつも同じで、かなりうんざりしている。出身地はどこか、旦那とはどうやって知り合ったか、彼は日本食は好きか、仕事はなにか、子供はいるのか、両親は国際結婚をどう思っているか、在米年数などなど。そしてもちろん、年齢やきょうだいの有無など、普通のうんざりしている質問も聞かれる。特に年上の女性はひどい。質問攻めにしてくる。

 

同じことをアメリカ人には決してしないと思う。年齢だとか、私の家族のことだとか、アメリカ人に聞かれたことはない。いずれも会話を通して学ぶ。つまり、それらのことは、アメリカ人にとっては、「たかが初対面の相手に話すような内容ではない」、ということだ。プライベートすぎるではないか。会話をたくさんしていい友達なり同僚になったときに、初めて話すことなのだ。

 

アメリカでの日本人との付き合いはかなり面倒だ。どこまでアメリカ式で、どこまで日本式にしたらいいのか分からないからだ。でも、普通に日本であのまま住んでいたら知り合わなかったタイプの人もたくさんいる。そういった点では楽しませてもらっているとは思う。もう、質問攻めにはあいたくはないが。

 

読んでくれてありがとう。